なるべく最小限の物だけを保有して生活したいと考えているミニマリストにとって、洋服の数を何着揃えれば1年を快適に過ごせるのかという点は気になるものです。

そこで1度利用すると便利な存在として洋服レンタルサービスが挙げられますが、どのようなメリットがありどういったポイントに注意すれば良いのでしょうか。

ミニマリストに洋服レンタルサービスがピッタリな理由

ミニマリストにとって洋服レンタルサービスの利用に慣れると、その時に必要な洋服のみを手元に置いておけるので余計な物を保有する必要がなくなります。

洋服レンタルサービスがなぜミニマリストにとって都合が良いサービスなのか、明確な理由が分かっていれば迷わず利用できるようになるでしょう。

ミニマリストと洋服レンタルサービスの関係について、知っておくと効率良くサービスを利用出来ます。

ファッション性が高い洋服がクローゼットに増えない

1シーズンで変わってしまう流行性が高いファッションは、ミニマリストにとってファッション性を諦めるきっかけとなりやすいです。

翌年には着られなくなってしまう洋服なら、流行に左右されずに長く着られる洋服のみで生活しようというのがミニマリストの基本的な考え方になっています。

しかし、洋服レンタルサービスを利用すれば、必要な期間だけ洋服を借りれば良いのでシーズンが終了したら返却して別の洋服を借りることが可能です。

常に最新のファッションを取り入れつつお洒落が出来るだけでなく、同時に借りられる洋服数は決まっているのでクローゼットの中は増えません。

手持ちの洋服数を増やさない限りは、クローゼットの中を常に一定数の洋服のみに出来る点が、洋服レンタルサービスを利用するメリットとなります。

中には冠婚葬祭用の服までレンタル可能なサービスがあるので、利用規約と借りることが出来る洋服のジャンルについては事前確認しておくと良いでしょう。

購入とレンタルで洋服を分けられる

ミニマリストは、生きて行くために最低限必要な物以外は持たないという主義ですから、洋服についてはそもそも拘りが少ない人が多いです。

しかし、社会人として生活していると、ある程度の洋服バリエーションが欲しくなります。

最もミニマリストに合った洋服レンタルの方法として、流行に左右されないベーシックな洋服のみ購入にして、普段のおしゃれ着を洋服レンタルにする方法があります。

クローゼットにしまう洋服数を決めた上で、半数を購入して残り半数を洋服レンタルサービスといった使い方にすれば、常にクローゼットの洋服量は一定です。

友人や知人から見た時に、いつも同じ服を着ているというイメージを持たれずに済むので、ミニマリストを公言していない人でもファッションを楽しめます。

洋服レンタルで長い期間借りて気に入った洋服があれば、購入済みの洋服が摩耗して入れ替え時期になったら購入するという方法が使えるわけです。

洋服選びに失敗しても断捨離が必要ない

ミニマリストにとって洋服選びに失敗したら、再度断捨離をしなければならず面倒に思うでしょう。

洋服レンタルサービスを利用すれば、借りたものの気に入らなかったり似合わなかったりした洋服は返却出来るので、クローゼットの肥やしになることはありません。

全てのミニマリストが断捨離好きというわけではなく、なかなか物を捨てられなくて困っている人にとって断捨離を避けるためにミニマリストになる人も多いわけです。

洋服レンタルサービスは、最新の流行ファッションをいち早く試すだけでなく、本当に所有したいと考えられる洋服を選ぶために利用することも出来ます。

どうしても購入したいと思った洋服をレンタルした時には、同じ洋服を探して購入すれば長く着続けることが出来るでしょう。

今まで欲しいと思って購入して、あまり着ない洋服があった人にとっては洋服レンタルサービスが物を増やさないことに対して大きな役割を果たしていることが分かります。

ミニマリストが洋服レンタルサービスを利用する際に注意すべき点

ミニマリストにとって洋服レンタルサービスは各社同じではなく、各個人の考え方と生活スタイルにより大きく異なります。

いきなり洋服レンタルサービスを契約することはせずに、利用規約をしっかり読んで生活スタイルに合っているか確認した上で利用することが望ましいです。

では、洋服レンタルサービスを利用する際には、具体的にどのような点に注意すれば良いのでしょうか。

同時に借りられる洋服の点数を確認しよう

洋服レンタルサービスは、借りられる洋服の数や種類が各社バラバラであって、同じ洋服レンタルサービスであっても複数プラン用意されていることが珍しくありません。

同時に借りられる洋服の点数が6点と4点では、上下の組み合わせによりバリエーション数に違いが出やすいです。

手持ちの洋服と組み合わせてコーディネート数を増やす方法がありますが、ミニマリストにとってそもそも手持ちの洋服数が限られているという点を忘れないようにしましょう。

クローゼットに収納する洋服数をいくつにして、そのうち購入した洋服の数をいくつにすれば良いのか決めた上で洋服レンタルサービスを使えば問題ありません。

また、返送から次の洋服が送られて来るまでの期間が長いタイプの場合には、着回しに限界が出やすい点も注意が必要です。

頻繁に返送を繰り返す予定ならば、着回しに必要な数プラス1着を目安と出来るように借りる洋服数を管理しましょう。

月間返送可能回数と返送料のチェックが必要

洋服レンタルサービスを利用する際には、利用規約の読み込みと理解が特に重要事項です。

なぜなら、1ヶ月で何回洋服を返却出来るのかという規定は、洋服レンタルサービス会社ごとに異なります。

何度でも返却可能としている会社がある一方で、月に3回までという規定を設けているケースも少なくありません。

また、洋服返却時の送料を利用者と洋服レンタルサービス会社のどちらが負担するのかという問題も各社の対応がバラバラです。

月間返送可能回数を制限している代わりに返送料を無料とする洋服レンタルサービス会社がある一方で、月間返送可能回数は無制限でも返送料は必要とする会社もあります。

どらちが良いかという点は、洋服レンタルサービスをどの程度の頻度で返送したいかという利用者の考え方次第です。

洋服レンタルサービスの月額利用料金は一定ですから、月間返送可能回数と返送料のみが変動するポイントとなります。

冠婚葬祭洋服を借りる際には時間の規定に注意

滅多に着用しない洋服として、冠婚葬祭用がありますが、洋服レンタルサービス会社の中には喪服のレンタルに対応している事業者があります。

過半数の洋服をレンタルサービスで賄うならば、礼服や喪服を借りられるかどうかという点は大きな分かれ道です。

ここで問題となるのは、結婚式やお祝いの席用の礼服は予定が決まっているので予め余裕を持って借りる手配が出来ますが、喪服は突然必要になります。

喪服のレンタルについて特別送料を支払うことですぐに借りられるのかという点をチェックすれば、葬儀告別式で着用する喪服についても賄えるでしょう。

ミニマリストにとっては、冠婚葬祭用の服ほど断捨離したいと考える洋服はありませんが、緊急性が高い用途についての対処方法だけが心配になります。

洋服レンタルサービスを利用する際には、緊急で洋服を借りたい時にどこまで対応してもらえるのかという点を事前に確認しておくことが何より大切です。